ZFアフターマーケット、新しいトレーニングコースZF【pro】Techを紹介

新しいテクノロジーに対応できるためのトレーニング
ZF Friedrichshafenは、デジタル化やeモビリティ、自動運転など新しいビジネスモデルの開発が進む自動車市場において直面する課題に対応するため、独立系修理工場に必要なノウハウを提供するアフターマーケットの包括的トレーニングプログラムZF【pro】Techトレーニングについて紹介している。

新しい世代の車両と製品は、ユーザーに大きな付加価値を提供し、より安全で効率的、快適なドライビングを実現している。修理工場のために、そのサービスを新しいテクノロジーと継続的に調整し、それに応じて従業員もトレーニングする必要がある。

ZFアフターマーケットは、乗用車と商用車の両方について、理論と実践に関する幅広い技術トレーニングコースを備えた修理工場をサポートしている。

高電圧トレーニングプログラムの拡大
ZFアフターマーケットは、レベル1と2に加えて、レベル3の高電圧専門家になるための、電圧がかかる中での高電圧コンポーネントに関する作業に焦点を置いたトレーニングも提供している。

そして、新しいZF【pro】Techトレーニングの1つである「非ハイブリッド車本質安全システムのスペシャリスト」というコースは、2020年1月から、商用車パートナー向けの電気自動車に関するトレーニングを提供する。セミナーが順調に終了すると、参加者は、非ハイブリッド車本質安全車両における独立した作業と、非通電状態のエンジンやエネルギー貯蔵システムなど、ハイブリッドコンポーネントを交換する資格を与えられる。

さらに、参加者は、タッチプルーフ機能として設計されていないハイブリッド車コンポーネントのトラブルシューティング方法や、エネルギー貯蔵システムの稼動部品に関する作業方法などを学ぶ。

「フロントとリア、サイドエリアの運転支援システム」というコースは、現行システムの機能と車両における相互作用の概要を提供するもので、フロントとリア、サイドエリアにおけるレーダーとカメラベースのシステムを使用している車両でトレーニングを行う。

また、「カークラッチシステムとDSGギアボックス」では、コンポーネントクラッチ、デュアルマス・フライホイール、リリースシステム、DSGギアボックスに関する特別な知識が提供される。

プロフェッショナルな修理工場に
ZFアフターマーケット、技術トレーニング担当の責任者であるHarald Dämpfle氏は、ZFのトレーニングコースの利点について次のように述べた。
「現在と未来のテクノロジーを習得することは、独立系修理工場にとって決定的な差別化要因となる。これらの技術的ソリューションのメーカーとして、我が社は直接的知識を持っており、資格を持ったトレーナーが、修理工場の日常作業に関するヒントも提供している。我が社の実践志向のトレーニングプログラムによって、修理工場をプロフェッショナルに改善することができる。」(プレスリリースより引用)

数日間のZFアフターマーケットトレーニングコースは、パワートレイン全体とシャーシシステム、アクティブおよびパッシブセーフティ技術、トランスミッションとアクスル、ステアリングシステムに関する包括的な技術知識を提供する。

また、車両での実際のトレーニング中に、構造、機能、コンポーネントの特殊機能、複雑なトラブルシューティング、診断オプションなどについて議論が行われる。

知識の伝達を強化するために、トレーニングコースは、少人数のグループで行われる。ZFアフターマーケットはトレーニングのポートフォリオを、最新の技術基準に反映するように常に調整している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF Friedrichshafen Press Releases
https://press.zf.com/press/en/releases/release_14529.html