メリトール、ブラジルのロゼイラに新しい生産工場を建設へ

商用車市場向け製品を生産
メリトールは1月30日、ブラジルのロゼイラに、同社にとって南米で3番目となる生産施設を建設すると発表した。

5,000万ドルの投資で建設され16万平方メートルの広さとなるこの施設は、商用車市場向けの近代的な生産施設となり、2021年に営業を開始する予定である。

メリトール・ブラジルのゼネラルディレクターであるAdalberto Momi氏は、次のように述べた。
「我々は、ブラジルの市場が急速な回復を続け、市場リーダーとしてクラス最高のサービスを備えた戦略的成長目標『M2022』を満たすことを期待し、生産ラインを拡張している。この拡張により予想される市場の成長に追いつき、メリトールが顧客の期待を上回ることに役立つ。」(プレスリリースより引用)

ロゼイラの施設は、オザスコとレゼンデにある施設の生産能力に追加され、戦略的地域は、サンパウロ、リオデジャネイロ、ミナスジェライスと密接に関わっている。

Momi氏によると、ロゼイラは、道路網があり港に近く、必要なインフラやスキルを持った労働力、電力供給に優れていることなどの特徴がある。

ブラジルの商用車業界に成長に貢献
オザスコの施設は、64年間商用車市場向けに車軸やその他のコンポーネントを製造してきたが、ダウンタウンにあるため土地や交通や物流に制限があり、さらなる拡大が難しいことから、今回ロゼイラに新しい工場を建設することとなった。

ロゼイラの施設は、同社が、この20年間でグローバルな施設に行った最大の投資のうちの1つである。

Momi氏は、「この投資は、我が社がブラジルの商用車業界の潜在的な成長に貢献するというコミットメントの証明である。」と述べ、2020年に開始する新しい段階に対する期待を示した。

(画像はMeritorより)


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