NTN、モジュール化したドライブシャフトを開発

開発リードタイムを短縮
NTNは、自動車のドライブトレーンに使用されるドライブシャフトなどの構成部品を新しいコンセプトと高度な製造技術によりモジュール化したアドバンスド ドライブシャフト モジュール(以下、ADSモジュール)として世界の自動車メーカーへの営業活動を開始した。

自動車メーカーではこれまで個別に設計した等速ジョイントとシャフトを組み合わせて開発を行う必要があり、これが開発に必要なリードタイムの短縮を困難にしていたが、このモジュール部品を採用することでドライブシャフトの開発に必要なリードタイムを従来の半分以下に短縮することが可能になるとしている。
自動車の乗り心地や燃費向上にも貢献
ADSモジュールは、タイヤ側にプレスコネクトスプライン・ハブジョイント採用して、要求トルクごとに標準・共通化した等速ジョイントとハブベアリングをプレスコネクト方式により接合することで、軽量化と高性能化を実現している。

その一方で、デフ側は同じく要求トルクごとに標準・共通化した等速ジョイントと電子ビーム溶接したドライブシャフトを組み合わせることで、タイヤ側とともにモジュール部品として提供する。

このNTNが開発したADSモジュールは、自動車メーカーが開発に必要なリードタイム短縮するだけでなく、モジュール化による部品の小型化と軽量化により自動車の乗り心地や燃費向上にも貢献するとしている。

(画像はニュースリリースより)


▼外部リンク

NTN ニュースリリース
http://www.ntn.co.jp