ボルグワーナーのEGR技術、厳しくなるインドの排出基準に対応
インド乗用車メーカーにEGRクーラーとEGRチューブを供給
ボルグワーナーは、インドにおけるより厳しいBS IV排出規制値と企業別平均燃費(CAFE)規制値に備えて、燃費向上と排出削減を実証する技術により、地域の顧客をサポートする。ボルグワーナーは、2008年以来、市場をリードするインドの乗用車メーカーに、1.3リッターディーゼルエンジン用のEGRクーラーとEGRチューブを供給しており、BS IV排出規制値の達成に貢献している。
そして、現在では、BS VI排出基準を満たすように設計された新しい1.5リッターガソリンエンジン用に新しく開発されたコンポーネントを供給している。
新しいクーラーは、ハイブリッドチューブ技術を使用して製造され、高いパフォーマンス要件によって、ガソリンエンジンに最適となっており、2021年に生産が開始される予定である。
また、メーカーのヨーロッパ工場へもコンポーネントを供給し、そこでの製造は2020年に開始されることとなる。
高い耐久性と性能で燃費も改善
ボルグワーナー、エミッション・サーマル&ターボシステムズの社長兼ゼネラルマネージャーであるJoe Fadool氏は、次のように述べた。「ボルグワーナーにとって、製品のリーダーシップとは市場のトレンドを先取りし、地域のOEMに需要にあったグローバルで実証されたソリューションを提供することを意味する。我が社のガソリンEGRシステムは、改善された燃料経済と排出基準を追求することで、ローカライズされたソリューションでインドの顧客をサポートしている。」
ボルグワーナーのEGRクーラーシステム技術は、クーラー内部で耐腐食性の高いステンレス鋼ハイブリッドチューブを採用し、高温の排気ガスのインドを摂氏875度から150度へ迅速に下げる。
特殊な形状の高密度ガソリンフィン設計は、排気ガスの圧力損失が非常に低く、高い熱伝導率が維持される。
ボルグワーナーの先進のEGRクーラーは、耐久性と性能を重視して作られており、排出量を削減し燃費を改善するように設計された、コンパクトでコスト効率が高くインストールが簡単な技術である。
EGRチューブとEGRクーラーは、現在は130g/kmで、2022年までに113g/kmに下げられるインドのCAFE CO2排出基準を満たすのに役立つ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Borg Warner Press Releases
https://www.borgwarner.com/