オートリブ、Eスクーター用エアバッグの実証実験を開始
スクーターへの保護強化のために
オートリブは1月31日、電動スクーター用エアバッグの最初のクラッシュテストが行われたと発表。ライダーの頭部、胸部の負傷を軽減するという結果が得られた。身体保護の有効性を報告
モビリティの安全システムに取り組む同社は、今回Eスクーター用エアバッグのコンセプトを制作し、衝突実験によるエアバッグの効果を検証した。初となる今回の実験では、ライダーの頭部と胸部を中心に衝撃を軽減し、身体の保護に役立つことが実証されたと報告している。
同社は以前、車両に外部エアバッグを開発・導入している。車体のAピラーやサイドウィンドウ領域に取り付けることができるもので、2つのエアバッグが連携して機能。特にスクーターのドライバーに対し、衝突時に保護するを目的としている。
社会変革に合わせた安全性への追求を
今回の実験により、Eスクーター用にもエアバッグを実現できれば、車両との衝突事故によるスクーター・ドライバーへのリスクを軽減できるようになる。世界の大都市を中心に、街の交通状況は変化しており、移動手段は車やバイクが増加するにつれ、自転車、最近ではEスクーターなどの新しいモビリティも登場している。
道路環境の安全性への取り組みが急務となっていることから、同社は今後も継続的に実証実験を行っていく。
(画像はオートリブの公式ホームページより)
▼外部リンク
オートリブのプレスリリース
https://www.autoliv.com/