イートン、WardsAutoのベスト10エンジンに3つの技術が選ばれる

高性能バルブとポンプアクチュエーター
イートンは2月5日、同社の燃料および排気技術が、アメリカの自動車誌「WardsAuto」が主催する第26回「ベストエンジン&推進システム」におけるベスト10エンジンのうち3つに選ばれたことを発表した。

3つのエンジンとは、まず、フォード・マスタングに搭載された2.3リッターDOHC I-4で、これにはイートンの超合金で軽量、高性能のバルブが使用されている。このエンジンの排気システムはドイツのノルトハウゼン、吸気システムはインドのアフマドナガルで生産されている。

2つ目はシボレー・コルベット・スティングレーの6.2リッターOHV V-8で、同じく超合金で軽量、高性能のバルブが使用され、これはネブラスカ州のカーニーで生産されている。

そして3つ目はヒュンダイ・ソナタ の1.6リッターDOHC I-4で、高性能、高効率のポンプアクチュエーターが使用され、これは、ノースカロライナ州のロックスボロで生産されている。

既存のエンジンと将来の電化車両に貢献
イートンの技術は、1995年にWardsAuto誌のベスト10エンジン表彰が開始されて以来、賞を獲得したエンジンに貢献してきた。

イートン車両グループ、副社長兼最高技術責任者であるKarl Sievertsen氏は、次のように述べた。
「我々は、顧客が、現代のエンジンアプリケーションにおいてエネルギー効率とパフォーマンスを改善させ、将来の電化された車両においてパワーマネジメント効率を提供できるように支援している。我々は受賞者を祝福し、次世代の差別化されたパワートレインを作り上げることに貢献するのを楽しみにしている。」(プレスリリースより引用)

WardsAuto誌のベスト10エンジン表彰は、アメリカ市場で利用されている最新のエンジンを、前年の受賞者と対抗させて決定する。受賞資格は、2020年の第1四半期に発売された生産車両で使用可能なエンジンで、基本価格が6万5,000ドル未満のものである。

WardsAuto誌の編集者は、26の大幅に改善された新しいエンジンや電気推進システムを、デトロイト地域で10月と11月に毎日運転したうえで評価し、受賞者を選んだ。

(画像はEatonより)


▼外部リンク

Eaton Press Releases
https://www.eaton.com/