デンソー、テネシー州にセントラルテクニカルトレーニングセンターを開設
製造に関する最新技術などの研修
デンソーは、2020年2月7日、テネシー州メリービルにセントラルテクニカルトレーニングセンターを開設した。この最先端のテクニカルトレーニングセンターでは、高度な製造における最新技術とベストプラクティスについて、また、より自動化および接続され、豊富なデータを持つようになるにつれて、同社と従業員が製造に関するリーダーであり続けることを確実にする手段について、従業員を研修する。
この開発は、2017年からデンソーがメリービル地域に10億ドルを投資するというコミットメントの一環である。この投資により、デンソーはメリービルにおいて車両の安全と電化のシステムの生産を拡大して1,000人の従業員を雇用するとともに、新しい従業員研修の機会を作り、北米デンソーのための主要な製造センターである能力を強化する。
これらはすべて、先進モビリティのための新しい価値を創成することを目的とした、デンソーの長期方針2030をサポートしている。
デンソーの上級執行役員であり、デンソー北米の最高経営責任者である伊藤健一郎氏は、次のように述べた。
「デンソーの製造に関する哲学は、地域において地域のための製品を作る、ということである。我々は大手モビリティサプライヤーとして、北米の主要な自動車メーカーに向けた製品やシステムを製造している。我が社が製造の最先端に存在し続け、顧客が新しいモビリティソリューションを実現できるようにサポートすることが重要である。このテクニカルトレーニングセンターは、それを実現するために役立つ。」(プレスリリースより引用)
テネシー州東部地域へのコミットメントを継続
メリービルの施設では、毎年1,500人以上の従業員を研修することを計画しており、従業員は、電気・機械・メカトロニクス技術・自動化の基礎など、生産関連分野における50以上の実践コースにアクセスすることができる。将来的に、コースプログラミングは、サイバーセキュリティや人工知能、データ分析など、急速に進化する分野に拡大される。さらに、地元の大学や高校と協力し、製造業に興味のある学生が、この業界でやりがいのある仕事ができて成功するように準備を行っている。
デンソーのメリービル施設、名誉会長であるJack Helmboldt氏は、次のように語った。
「我々は30年以上にわたり、テネシー州東部において安全でクリーンに自動車を生産する技術を作り出しており、地域社会のサポートとスキルがなければ、持続的な生産は不可能である。セントラルテクニカルトレーニングセンターの開設は、従業員へのコミットメントだけでなく、北米における製造のリーダーとしてのテネシー州東部の地位を維持することを示している。」(プレスリリースより引用)
セントラルテクニカルトレーニングセンターの開設は、同社が2019年にミシガン州バトルクリークにある熱加工施設に195万ドルを投資し、ノーステクニカルトレーニングセンターを開設したことに続くもので、デンソーの製造に関する専門知識を北米全域で強化した。
デンソーのメリービル施設は約5,000人の従業員を擁し、車両安全システムと電化コンポーネントの製造を専門としている。その他のテネシー州の拠点は、エイセンズ、マウントジュリエット、ジャクソンにある。
(画像はDensoより)
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