ZF、TRW買収後初の東京モーターショーにコンセプトカーを出展

焦点は先端都市型自動車(AUV)
独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンAGは、10月22日、来る東京モーターショー(10月29日~11月8日)で、将来の自動車モビリティのトレンドセッターとして、先端都市型自動車(AUV)のコンセプトカーを展示すると発表した。

TRW買収後初となる今回の東京モーターショーで同社は、その拡大した製品製品ポートフォリオを展示する。焦点は先端都市型自動車(AUV)。

このコンセプトカーの特徴は、車輪近くに設置したeTB(エレクトリック・ツイスト・ビーム)と呼ばれる電動リア車軸駆動モーターと、最大75度の操舵角を持つ革新的なフロント車軸。

2つのドライバー支援機能
改良された操舵角とリア車軸のトルクベクタリングとの組み合わせによって、この車両の回転直径は6.50メートル未満に低減されている。Uターン、言い換えれば180度の旋回は、通常の2車線道路では何の問題もない。

2つのドライバー支援機能が、更にこのコンセプトカーを特徴付けている。1つめは「スマート・パーキング・アシスト」で、これは実質上最少の駐車スペースに車を誘導する。また、スマートフォンやスマートウォッチといったモバイルデバイスのボタンを押すことで、リモートコントロールも可能。

2つめは、クラウドベースの支援機能。必要に応じて「PreVisionクラウド・アシスト」が、コーナリングの前にタイムリーに駆動トルクを低減する。それによって、機械的ブレーキなしで速度を落とすことを可能にしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZFプレスリリース
http://www.zf.com