プラスチックオムニウム、初のウォーターインジェクションシステム量産契約を締結

初のウォーターインジェクションシステム量産契約
2月13日、プラスチックオムニウムは、ヨーロッパの高級車メーカーより、ガソリンエンジン用の革新的な排出制御システム「ウォーターインジェクションシステム(水噴射システム)」の量生契約を獲得したと発表した。

今回、初めてウォーターインジェクションシステムの量産契約に至った。

エンジンの排ガス削減と効率・性能の向上
ガソリンエンジンにおいて、ガソリンの一部は特に高回転域の冷却に用いられるが、ウォーターインジェクションシステムは、ガソリンによる冷却を水で代替する。ウォーターインジェクション技術により、内燃機関であるガソリンエンジンの排出ガスは削減できる。

ウォーターインジェクションシステムは内燃機関の燃焼室に統合され、混合気(気体のガス燃料、霧状の液体燃料が混ざり合った状態の空気)を水噴射にて冷却する。

従来のガソリンによる冷却を水が代替するゆえ、二酸化炭素(CO2)排出量が最大15%削減できる。一方、エンジン効率およびパフォーマンスは最大10%向上する。

なお、内燃機関の燃焼室は、シリンダーヘッド、ピストンが上死点に達した位置でシリンダー壁面およびピストン冠面にて囲まれた空間であり、ガソリンなどの燃料を燃焼する。

(画像はプレスリリースより)


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PLASTIC OMNIUM
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