NTN、エンジンの状態に自動で対応するベルトテンショナを開発

マイルドハイブリッド車両にも搭載可能
NTNは27日、自動車エンジンの状態に応じて補機ベルトの張りを自動的に調整する「ISG搭載エンジン用可変ダンパ式オートテンショナ」を開発したと発表した。

比較的小型の電池とモーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッド車両は、エンジン補機のレイアウトを従来のエンジンより大幅に変更する必要がないため、NTNが開発したベルトテンショナの採用が容易である。

今回、NTNが開発した「ISG搭載エンジン用可変ダンパ式オートテンショナ」は、エンジンの始動時にジェネレーターがスターター機能も兼ねるベルト駆動ISG方式の車両に比較的採用しやすい技術となっている。

車両の燃費向上にも貢献
「ISG搭載エンジン用可変ダンパ式オートテンショナ」は、エンジンの状態に対応して自動で補機ベルトの張力を調整することが可能で、車両の走行時には比較的低い張力を補機ベルトに与えて燃費を向上させると同時に、エンジンの再始動時には瞬間的に必要な高い張力を確保することに成功している。

これまでISG方式の補機ベルトの張力を調整するオートテンショナは、アイドリングストップ状態からエンジンを再始動する時に必要なベルト張力を確保する設定か、通常の車両走行時の燃費を向上させるためにベルト張力を低く維持する設定か、いずれかの設定を選択する必要があった。

(画像はニュースリリースより)


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NTN ニュースリリース
http://www.ntn.co.jp