ブリヂストン・インド、インドール工場に大規模太陽光発電所を建設

二酸化炭素削減に長期的に取り組む
ブリヂストンは、二酸化炭素排出量削減の取り組みの一環として、インドのマディヤプラデーシュ州インドールの製造工場において、1.725メガワットピークの容量を持つ太陽光発電プラントの試運転を開始した。

同社は、これにより合計1,601MTの二酸化炭素排出量が相殺され、これは年間で約6億8,000万ルピーの節約に相当する。

現在、ブリヂストンのプネ工場は、1メガワットの太陽光発電機器を設置し、さらに4メガワットの機器の設置を進めており、今年の早い時期に操業を開始する予定である。

太陽光発電所の開設式典には、インドEmerging Markets CISのバイスプレジデントであるMete Ekin氏、Bridgestone Middle East & Africa FZEの執行役員である橋本誠氏、ブリヂストンヨーロッパのマネージングディレクターであるParag Satpute氏、インドール工場のマネージャーであるUday Wagde氏らが参加した。

式典において、Parag Satpute氏は、次のように述べた。
「太陽光エネルギーは、限りがなく再生可能である。1メガワットの発電能力は、年間1,000トンの二酸化炭素排出量を削減する。エネルギー効率と再生可能エネルギーにおける改善に向けたブリヂストンの継続的な探求を通して、我が社の二酸化炭素排出量は削減され、これは、我が社の哲学の中核である。インドにおいて、これは、2050年までに、二酸化炭素排出量の50%削減を達成するという我が社の長期的なコミットメントに向けたステップである。」(Autocar Professionalより引用)

インドの自家用車増加でTBRとPSRを生産
ブリヂストングループは、グローバルなCSRへのコミットメントにおける優先分野の1つとして、「環境」に焦点を置いており、2020年までに、事業と製品使用後からの総売上高に見合う二酸化炭素排出量を35%削減することを目標としている。

また、環境的に持続可能な社会を実現するために、2050年までに長期的な環境ビジョンを制定した。二酸化炭素削減の実現は、このビジョンを達成するための重要な部分である。

インドール工場は2011年6 月からトラック・バス用ラジアルタイヤ(TBR)の生産を開始。その後、インド国内における自動車保有台数や生産台数の増加に伴うタイヤ需要の拡大に対応するため、インドール工場とプネ工場では、乗用車用ラジアルタイヤ(PSR)の生産能力も増強している。

(画像はAutocar Professionalより)


▼外部リンク

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