NTN、後輪駆動用の軽量化ドライブシャフトを開発

30パーセントの軽量化に成功
NTNは、高級自動車に採用されることの多い後輪駆動形式の車両に最適な「リア用軽量ドライブシャフト」を開発することに成功した。

今回開発した後輪駆動車用の軽量化ドライブシャフトは、リア用ドライブシャフトに必要なサスペンションの動きに対応する作動角に限定して設計されており、後輪駆動車向けの専用設計となっている。また、タイヤ側の固定式等速ジョイントとデフ側のスライド式等速ジョイントは専用設計となっている。

これに加えて、タイヤ側とデフ側の等速ジョイントを連結する中空シャフトを可能な限り肉厚を薄くしており、等速ジョイントをカバーする部位にはコンパクトブーツを採用することで、従来品より1本あたり2.2キログラムの約30パーセントの軽量化に成功している。
軽量化とコンパクト化を実現
従来の後輪駆動用ドライブシャフトは、前輪駆動車の前輪への適用を前提とした等速ジョイントを使用していたが、これを後輪駆動用の専用設計として、その主要部品すべての形状の最適化を図ったことで、軽量化とコンパクト化を実現している。

近年、CO2排出量削減は自動車メーカーにとって重要な課題であり、後輪駆動用ドライブシャフトについても低燃費化を目的に軽量化の要求が高まっていた。

(画像はニュースリリースより)


▼外部リンク

NTN ニュースリリース
http://www.ntn.co.jp