ボッシュ、Human Horizons社とクラウド技術のバッテリーに関する協力を開始

電気自動車のバッテリー能力を向上
ボッシュは2月24日、同社のBosch Connected Mobility Solutions部門が、クラウド技術のバッテリーに関して、Human Horizons社とさらなる協力を行うことに合意したと発表した。

この技術は、電気自動車のバッテリーをクラウドに接続してバッテリー寿命を延ばし、バッテリーのパフォーマンスとサービスを大幅に向上させる。

Human Horizons社の創設者であるDing Lei氏は、次のように述べた。
「ボッシュは、自動車とスマートな交通に関する製品とサービスの大手サプライヤーであり、Internet of Vehicles (IoV)、IoTベースの予防的保護、データソリューション、自動運転の開発およびアプリケーションに熟練している。」(プレスリリースより引用)

これにより、ディープラーニングを通じた継続的に適応する安全なオープンプラットフォームによる、Human Horizons社のスマートな車両の開発と生産に関する取り組みがさらに強化されることとなる。

さらに、この合意において、ボッシュとHuman Horizons社は、クラウドサービスにおけるバッテリーに関して協力する予定であり、この技術は、HVバッテリーの寿命、充電効率、EVユーザー体験、およびバッテリーの故障とダウンタイムの分野において、EVのパフォーマンスを向上させることを目指している。

EVバッテリー寿命は最大20%向上するか、もしくは充電速度が最大20%向上することが期待されている。現行状態(SOH)に関する非常に正確な計算と予測を使用して、バッテリー関連の誤動作の早期検出をさらに強化するとともに、ダウンタイムを回避してユーザー体験を向上させるための予測メンテナンスの基盤を確立すること可能となる。

インテリジェントなモビリティソリューションで協力
2019年4月に、ボッシュとHuman Horizons社は、ファームウェア無線配信技術(FOTA)ソリューション、およびHiPhi 1に適合するリモート診断など多くの技術における幅広いコラボレーションに関して戦略的協力を開始している。

Bosch Connected Mobility Solutions部門のElmar Pritsch社長は、Human Horizons社は、スマート車両・スマート交通・スマート都市という3-Smartで、未来のインテリジェントモビリティに注力している革新的なテクノロジー企業であると言及し、次のように説明した。
「これまで、Human Horizons社は、Bosch Connected Mobility Solutionsと協力し、同社のスマート車両に技術をもたらしてきた。現在、このコラボレーションの力は、さらに強化されている。ボッシュとHuman Horizons社は、車両内外のシステムやサービスを組み合わせることで協働し、これらをインテリジェントなモビリティソリューションに変換していく。FOTAとクラウドのバッテリーを含めて、近い将来、この緊密な協力体制は、リモート診断やその他のインテリジェントで接続されたモビリティソリューションにおける協力において重要な役割を果たす。」(プレスリリースより引用)

(画像はプレスリリースより)


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Bosch Press Releases(PR Newswire)
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