ブリヂストンアメリカス、サービス店チェーンのPep Boysを買収

アフターマーケットサービスの大手
ブリヂストンアメリカスは、ブリヂストンリテールオペレーション(BSRO)が、The Pep Boys-Manny, Moe & Jack(以下、Pep Boys)を買収する最終的な合併契約を締結したことを発表した。

フィラデルフィアに本社を置くPep Boysは、1921年創業のアメリカ有数の自動車アフターマーケット・チェーンの一つ。35の州とプエルトリコに800以上の場所に7,500以上のサービス店舗を持ち、ペップボーイズタイヤ、メンテナンス、修理、部品および付属品を販売している。

ブリヂストンアメリカスの社長兼最高経営責任者(CEO)であるゲイリー・ガーフィールド氏は次のように述べている。
「ブリヂストンとPep Boysは、アメリカの自動車サービス業界において、素晴らしい財産を共有する2つの大手企業です。共有の専門知識と、顧客や従業員へのコミットメントによって、我々は、さらに強力な組織の構築を実現するでしょう。」(プレスリリースより引用)

様々な製品やサービスを展開
この買収により、世界最大のタイヤおよびゴム会社であるブリヂストンのグローバル成長戦略が加速することが期待される。

2200店舗というBSROタイヤ自動車サービスセンターの全国ネットワークに、Pep Boysの約800の拠点が追加され、ファイアストン・オートコンプリート・ケア、タイヤプラス、Hibdonタイヤプラス、ホイールワークスのブランドの下で販売を行っていく。

また、ブリヂストンの店舗と、ベテランの5000人以上のディーラーやディストリビューターと、Pep Boysの流通ネットワークによって、必要な時に欲しい製品やサービスを、消費者に対して届けることが可能となる。

公開買付け後2016年に買収完了予定
Pep Boysの最高経営責任者(CEO)であるスコット・サイダー氏は次のようにコメントした。
「我々は、世界最大のタイヤと自動車サービスの小売りネットワークの一部として、ブリヂストン・ファミリーに加わることを嬉しく思っています。この取り引きによって、我が社の株主のための重要なメリットが実現され、従業員に対して、新しい大きなビジネスの機会を提供していきます。」(プレスリリースより引用)

今後、ブリヂストンとPep Boysの両方の委員会によって承認された契約条件に基づいて、1株当たり現金15ドルで、Pep Boysの全発行済み株式に対する公開買付けを開始し、トランザクションは2016年の初めには完了する予定。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ブリヂストン プレスリリース
http://www.bridgestoneamericas.com