マグナ、電動パワートレインのe4技術デモンストレーションカーを発表

モジュール式でスケーラブルなパワートレイン
マグナインターナショナル(以下、マグナ)は、eモビリティへの取り組みとして、e4技術を搭載したデモンストレーションカーを発表した。

e4は、自動車メーカーがCO2排出量を削減し、世界中の法律的な要件に対応する計画を作成し実行する、純粋なEVフォーマットによる同社のeドライブシステムである。

デモ車両は、現在の生産モデルよりも最大で120キロメートル長い航続距離を提供し、効率性とドライビングダイナミクスに関する新しいベンチマークを提供する。

e4技術デモンストレーションカーには、前後のアクスルに高度に統合されたPSMタイプのeドライブシステムが含まれる。フロントアクスルのユニットには機械式ディファレンシャルが備えられ、リアアクスルのユニットにはツインクラッチのトルクベクタリングシステムが付いている。

ギアボックス、電気モーター、インバーター、インバーターソフトウェア、車両制御戦略を含む両方のeドライブは、マグナによって開発された。

e4は、マグナによるモジュール式でスケーラブルなパワートレインソリューションの最新の例であり、マグナは自動車メーカーが電化を重視する未来に向けた準備をするのを助ける。

CO2を削減しながら快適で楽しいドライブ
マグナのパワートレインソリューションとしては、まず、マグナのスケーラブルでモジュラー式のドライブ技術、および単一の車両構造ないで8つの異なるパワートレイン構成の比較を示すことが可能となるe2のプロトタイプが挙げられる。

さらに、最近ドイツのノイエンシュタインにあるマグナのパワートレイン製造工場で100万台の生産を達成した、7DCT300などのデュアルクラッチトランスミッション(DCT)、幅広いドライブトレインアーキテクチャをカバーするパワートレイン製品の包括的なポートフォリオなどがある。

マグナは、eモビリティの世界的な成長には、マイルドハイブリッド、マイクロハイブリッド、高電圧ハイブリッド、電気自動車が含まれると予想している。

マグナパワートレインのTom Rucker社長は、次のように述べた。
「我々は、様々なパワートレインタイプをカバーする強力な製品ポートフォリオで、変化する様相において資本投下する立場にある。CO2削減や持続可能性目標をサポートすることから、ダイナミックで楽しいドライブパフォーマンスを提供することまで、我々は、モジュラー式でスケーラブルなパワートレイン構成により、自動車メーカーをパワートレイン移行に導いていく。」(プレスリリースより引用)


(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Magna International Press Releases
https://www.magna.com/