イートン、リモート診断技術「IntelliConnect」をアップグレード
輸送会社の稼動時間と効率性を向上
イートンは、輸送会社の稼動時間と効率性を改善し、総所有コストを削減するために設計された一連の接続ソリューションであるリモート診断技術「IntelliConnect」に、輸送管理者の利便性を強化する重要な新しい機能を追加したことを発表した。イートンの車両グループ、サービスエンジニアリングソリューション担当の責任者であるKevin Snow氏は、次のように述べた。
「顧客は我が社にとって非常に重要であり、彼らからのフィードバックにより、IntelliConnectに多くの新しい機能が追加された。これらの改善により、輸送管理者が、車両からの可能性のあるサービスニーズを迅速に特定し、次のステップを決定しやすくなる。」(プレスリリースより引用)
IntelliConnectは、車両の故障コードをほぼリアルタイムで監視し、重要な事象に優先順位をつけ、イートンの技術専門家によって作られた正確で包括的なアクションプランを提供する。
これらの特徴は、予定外のダウンタイムを削減し、迅速な修理診断を提供することにより、輸送会社の稼動時間を向上させることに役立つ。
故障コードを特定し優先度により修理診断
IntelliConnectの詳細な機能としては、まず、輸送状況の健全性に関するレポートや、輸送サービスの推奨事項を含むすべての車両のリストをまとめたレポートが挙げられる。また、車両情報ファイルをアップロードし、輸送会社の情報を追加および更新する機能によって、輸送管理者が車両データを手動でIntelliConnectのデータベースに入力する必要がなくなり、複数の車両に関する情報を同時にデータベースに追加および更新できる。
そして、アクティブ/非アクティブの故障コードまたはコンポーネントに基づいてサービスアクティビティレポートをフィルタリングできる。
輸送会社のページにより、ユーザーは、自社の輸送全体を表示し問題がある車両を迅速に特定することができる。また、ユーザーは、自社の輸送に関するすべての車両を監視することが可能であり、メーカーやモデル、エンジンメーカー、トランスミッションモデルに基づいた「ウォッチリスト」用に選択された特定の車両を表示することができる。
さらに、車両をソートしフィルタリングし、過去7日間に発生した最も重要な故障コードを示すアイコンを表示する、7日間重要度表示機能も提供する。
車両の詳細ページを監視するコンパクトなビューにより、ユーザーは各ページで監視する車両お数を選択することができる。
トラブルシューティングと製品サービスマニュアル
IntelliConnectと ServiceRangerは、新しい製品情報ライブラリとして、オンライントラブルシューティングと製品サービスマニュアルへのアクセスが可能となる。ユーザーは、故障コードのトラブルシューティングページにリンクすることができ、大きなPDFデータをダウンロードし、必要な情報を見るために正しいページを探す必要がなくなる。
さらに、IntelliConnectは、イートンのCumminsブランド自動トランスミッションが含まれている。IntelliConnectは、Eメールの警告、Navistar OnCommand Connectionポータル、既存テレマティクスポータル、オンラインサイトを通して、カスタマイズされた情報配信を提供する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Eaton Press Releases
https://www.eaton.com/