ZF、新たな耐摩耗性能試験機によりクリーン環境に寄与

室内試験向けの耐摩耗性能試験機
2月27日、ZFは、新たな耐摩耗性能試験機によりタイヤ設計が改善され、タイヤ摩耗の低減、細塵やマイクロプラスチック(微小なプラスチック粒子)による環境汚染の抑制を実現できると発表した。

ZF製の耐摩耗性能試験機により、タイヤの摩耗試験およびタイヤの最適化が可能となり、クリーン環境に寄与できる。

タイヤの摩耗試験とタイヤの最適化
時間の経過に伴い、タイヤの表面は磨り減り、細塵やマイクロプラスチックにて構成させる微粒子を放出する。タイヤの摩耗は、都市部における粉塵(細かい塵)による大気汚染の一因である。また、深刻な環境問題であるマイクロプラスチック汚染を引き起こす主な要因といわれる。

ZFは新たな測定システム「In-Line Tread Wear Mapping System」を開発し、トレッドでのタイヤ摩耗を高周波数領域にてレーザー計測する。新たな耐摩耗性能試験機は室内試験向けであり、天候に左右されずに週7日24時間、稼働できる。

試験台上で実際の運転プロファイルのシミュレーション(模擬実験)を行い、等間隔にて、タイヤの摩耗挙動を分類する。ドライバーの身体的・肉体的な影響を受けず、あらゆる気温・運転速度・路面状態の条件下におけるシミュレーションが可能となり、試験の柔軟性は増す。

これにより、タイヤメーカーは、タイヤ設計を改善し、タイヤ摩耗を低減させ、細塵やマイクロプラスチック環境汚染への影響を最小限に抑えられる。

また、従来の屋外試験機では、走行試験に基づいてタイヤ摩耗を測定するが、ZFの室内試験機ではシミュレーションにてタイヤの耐摩耗性能を評価するゆえ、試験に伴う二酸化炭素(CO2)排出量が削減される。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF
https://press.zf.com/press/en/releases/release_15168.html