曙ブレーキ工業、超高性能な10ポットブレーキキャリパーを開発

大型SUV用として開発
大手自動車用ブレーキシステムのサプライヤーである曙ブレーキ工業は28日、高性能な量販モデル向けにオポーズドタイプの10ポットブレーキキャリパーを開発したと発表した。

この高性能ブレーキキャリパーは、大型のSUVクラスを適応車両として開発された製品であり、対向ピストンタイプで片側に5個、両側で計10個のピストンを持つ超高性能キャリパーとなっている。

車両重量のある大型SUVに安定した制動力をもたらすためには、高い負荷のブレーキエネルギーに対応することができる大きな面積を持ったブレーキパッドを使用することが必要となる。

そのため曙ブレーキ工業は、この安定したブレーキを実現するために高性能な10ポットデザインを採用するに至った。

高級車への採用も視野に入れて開発か
今回発表された超高性能ブレーキキャリパーは、曙ブレーキがこれまで多くのモータースポーツ活動を通じて蓄積したブレーキ技術のノウハウをすべて結集して開発したものといえる。

この高性能ブレーキキャリパーは、超高速、高負荷、高温制動時の高いブレーキ性能を実現していると同時に、快適性、低ノイズ性にも優れており、大型SUVのみでなく、高級車に必要とされるブレーキ性能が兼ね備えられていることも大きな特徴となっている。

(画像はニュースリリースより)


▼外部リンク

曙ブレーキ工業 ニュースリリース
http://www.akebono-brake.com