イートン、バルブトレーンソリューションのポートフォリオ拡大

革新的なポートフォリオの拡大
3月6日、イートンは、オフハイウェイ(オフロード)のディーゼル車向けバルブトレーンソリューションの革新的なポートフォリオを拡大すると発表した。バルブトレーン(動弁装置)ソリューションにより、OEMは、排ガス削減と燃費向上を実現できる。

新技術はラッシュアジャスター(HLA)機能付きの可変動弁技術(VVA)であり、費用対効果が高い。ラッシュアジャスターを通じて、エンジンブレーキ機能と組み合わせて正確なバルブリフト制御が可能となり、排ガス削減と燃費向上がもたらされる。

二酸化炭素・窒素酸化物排出量の削減
ビーグル・グループ技術企画・政府関連業務の担当であるミハイ・ドロバントゥー(Mihai Dorobantu)氏は、これまで、窒素酸化物(NOx)排出規制はオンロードが対象であり、ハイスピード・ハイウェイアプリケーションで窒素酸化物の削減に成功していると説明する。

オンハイウェイ、低負荷のデューティサイクルで排出量を削減し、燃費を向上させる技術が、オフハイウェイに適用可能となる。オフハイウェイセグメントにおいて、すぐに窒素酸化物の削減が実現できると期待される。

アメリカの規制では、商用車セグメントに対して、二酸化炭素(CO2)排出量を2024年までに最大20%、2027年までには最大27%の削減を義務付けている。また、環境保護庁(EPA)およびカリフォルニア大気資源局 (CARB)は、2024年までに窒素酸化物排出量を約70%削減し、2027年までに最大90%削減の達成を求めている。

イートン製の気筒休止(CDV)技術は可変動弁技術の一種であり、低負荷での排気温度を上げ、NOx(窒素酸化物)後処理システムがピーク効率範囲(250~400度)まで迅速に到達させる。二酸化炭素および窒素酸化物の削減を実現させる技術であると期待される。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

EATON
https://www.eaton.com/