HELLA、2020年夏に革新的なヘッドランプを販売

グローバルなプレミアムメーカー向けのヘッドランプ
3月10日、HELLAは、グローバルなプレミアムメーカー向けに革新的なヘッドランプを提供すると発表した。

革新的なヘッドランプは、国・地域ごとに異なる道路交通法に対応可能となる。最大12種類のヘッドランプバリエーションに取って代わり、2020年夏には、グローバルなプレミアムメーカー向けに販売を開始する予定である。

国・地域ごとのニーズに対応可能
ヘッドランプの使い方を含めて一般公道における道路交通法は、国および地域ごとに差がある。例えば、アメリカでは、ヘッドランプをロービーム(すれ違い用前照灯)に切り替え、両車線(走行車線と反対車線)をより遠方まで照らす。法律により、ロービーム、フォグライト、ハイビームのメインライト機能のみ許可される。

一方、ヨーロッパ諸国では、走行車線を照らすことを重視する。そのため、グレアフリー・ハイビーム(対向車や先行車に眩しさを与えることなく、常にハイビーム状態で運転するシステム)をデジタル制御したヘッドランプは使用可能となる。

革新的なヘッドランプは、国・地域ごとの道路交通法に基づき、車載ヘッドランプ向けの光システムが開発および製造された。SSL 100 ライトモジュールを介したインテリジェントソフトウェアコントロールは、国・地域ごとに義務付けられた配光を確実にし、最大12種類のヘッドランプバリエーションに取って代わる。

ヘッドランプのライトは、ソフトウェアにて制御されるSSL 100ライトモジュールを介して調整される。デジタル制御は、国・地域ごとの法律・法令に従って各ピクセルを個別に作動させ、全体の配光を広げる。

ヘッドランプの連続生産は、今年半ばにメキシコ・イラプアトの生産工場、今年終わりには中国・嘉興市の生産工場にて開始予定である。

(画像はプレスリリースより)


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