Magneti Marell、北米本社用にミシガン州サウスフィールドの建物を借用

自動車業界の顧客に近接し通勤にも便利
Magneti Marell(以下、Marell)は、北米本社を移転するために、ミシガン州サウスフィールドのオーバーンヒルズに20万平方フィートの面積を持つ施設をリースしたことを発表した。

Marell、北米販売&ビジネス開発担当の上級副社長であるGene Spektor氏は、次のように見解を示した。
「自動車業界の顧客の近くに拠点を持つことは重要であるが、従業員が移動しやすいことも重要である。新しい拠点は、平均的な通勤にはほとんど影響がなく、従業員に、現代的で開放的な共同作業環境を提供する。」(プレスリリースより引用)

ローカルチームを1つの場所にまとめることは、Marellの統合プロセスにおける重要なステップである。2019年5月に、Magneti MarellとカルソニックカンセイはMarellとして統合され、世界最大のグローバル独立系自動車部品サプライヤーとなった。

オートモーティブニュースの最近のインタビューで、MarellのCEOであるBeda Bolzenius氏は、「我々が成長を望み、提携販売を行って適切な相乗効果を期待するのであれば、両社の統合は最も重要である。」と語った。

デトロイト都市圏にある1つの場所にチームを統合することは、効率と協力を推進することとなる。

大規模改修でワークスペースとテストラボを装備
3階建ての建物は大規模な改修が行われ、約500人の従業員用の現代的なワークスペース、75の会議室、講堂、フィットネスルーム、その他に屋内外の会議室が多数を備えている。

約10万平方フィートの面積を持つスペースは、同社の自動車用照明、電子機器、排気、内装、パワートレイン、零度ダイナミクス、熱管理ソリューションビジネスユニットの研究開発活動をサポートするためのテストラボ装置専用となる。

Marelliは、アメリカ全土における不動産プロジェクトの建設、開発、所有、管理において30年の歴史を持つDembs Developmentから今回の不動産をリースする。これは、サウスフィールド市およびミシガン州経済開発公社との密接な協力により選択が行われたものである。

ミシガン州経済開発公社のCEOであるJeff Mason氏は、次のように述べた。
「Marelliのような国際的な企業をミシガンの北米本社として選んだ時、州のビジネスの魅力、才能あるワークフォース、自動車メーカーでのリーダーシップについての声明である。このプロジェクトは、サウスフィールドで長い間空室であった建物を活性化し、地元経済に長期的なプラスの影響をもたらすだろう。そして、ミシガン州への継続的なコミットメントに対してMarelliに感謝する。」(プレスリリースより引用)

Marelliは現在、ミシガン州のオーバーンヒルズとファーミントンヒルズの2か所に拠点を保有している。同社は、2020年後半に段階的に移行を開始する予定であり、2021念3月までに入居が完全に終了する予定である。

(画像はMagneti Marellより)


▼外部リンク

Magneti Marell Press Releases
https://www.marelli.com/