マンウントフンメル、重慶に中国で6番目の工場を開設
中国国内とグローバルの顧客に向けた生産
ドイツの大手フィルター会社であるマンウントフンメルは、30万元以上の金額を投資し、中国で6番目となる重慶工場を開設したことを発表した。
また、中国国内だけでなくグローバルな顧客に向けた開発にも貢献し、マンウントフンメルに、業界での競争力を高めるための拡大したフットプリントを提供している。
中国におけるOEMビジネスを拡大
10,000平方メートルにもおよぶ工場は、高品質な製品のオンタイムデリバリーを保証するために、品質管理や納期管理プロセスを完成させており、主にインテークマニホールド、乗用車自動車メーカーのためのダクトを含むエアフィルターシステムを製造、生産台数は年間200万台に達すると見込まれている。製品を提供している主な顧客は長安フォードと長安スズキであり、その多くのモデルが、重慶工場で生産されたエアーフォルターシステムとインテークマニホールドを使用している。
マンウントフンメル、アジア太平洋地域担当副社長兼最高経営責任者(CEO)である、Josef Parzhuber氏は次のように述べた。
「重慶工場の完成は、マンウントフンメルにとって、中国南西部に拠点を置く自動車メーカー向けのOEMビジネスをさらに成長させるために重要となるマイルストーンです。重慶は、上位の自動車会社の拠点が存在する地域に位置しており、我々は、この工場を、重慶や周辺に生産拠点を置いているグローバルとローカルの顧客を、我が社の主要なフィルター技術に導く場所にする必要があるのです。」(プレスリリースより引用)
拡大する中国市場に対応
中国西南部での生産拠点として重慶を選択することは、マンウントフンメルにとって、中国が非常に重要で戦略的な場所であることを示している。中国市場は、マンウントフンメルのグローバルビジネスの10%以上を占めている。マンウントフンメルは、1996年に中国市場に参入してから、研究開発・生産・販売・人材育成において、地域的な投資を行ってきた。
2010年から、マンウントフンメルは、南部の柳州市、北中部の済南市のサテライト工場とともに、上海において近代的な生産とエンジニアリング施設、南西部の重慶、北東部の長春における合弁事業のための新しい生産施設を建設している。
同社はまた、地元のHaoyeブランドで、アフターマーケット仕様の低価格フィルター交換プログラムによるリプレイスメント市場を提供するために、蚌埠市のフィルターメーカーを買収した。
これにより、ヨーロッパだけでなく中国の独立したアフターマーケットにおける、OE品質の大手プレミアムブランドとなっている、MANN- FILTERブランドに製品が追加される。
(画像はプレスリリースより)
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マンウントフンメル News
https://www.mann-hummel.com