豊田自動織機、トヨタの新型プリウスに部品供給
4つの部品を新開発
大手自動車部品サプライヤーである豊田自動織機は29日、トヨタ自動車の新型プリウス向けにハイブリッド車用の電動コンプレッサー、DC-DCコンバーター、リア走行インバーター、およびACインバーターを新開発したと発表。今回開発した電動コンプレッサー、DC-DCコンバーター、ACインバーターは、いずれも現行プリウス向けの製品に対して、小型化および軽量化を実現している。
小型化と軽量化に成功
カーエアコン用電動コンプレッサーは、新開発のモーターの採用と圧縮構造を改良したことにより、現行プリウスに搭載されている従来品に対して小型化と軽量化を実現すると同時に、30パーセントの冷房能力向上と8パーセントの消費電力低減に成功している。DC-DCコンバーターは、世界初となる放熱性に優れた厚銅基板の採用と、部品の集積方法を見直すことで従来品に対して体積で50パーセント、重量で60パーセントの小型化と軽量化を実現している。
ACインバーターは、ケース構造の改良と、冷却ファンおよび電子部品のレイアウト見直しにより体積を30パーセント小型化している。
また、プリウスに初めて設定される四輪駆動モデルに搭載のリア走行インバーターは、空冷方式を採用することで、車両搭載への自由度が飛躍的に向上したことに加え、ラゲッジルームへ搭載するため高い静粛性を実現している。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
豊田自動織機 ニュースリリース
http://www.toyota-shokki.co.jp