ZF、中国の張家港市にある工場でブレーキキャリパーの生産台数2,000万台を達成

わずか4年半で達成
ZF Friedrichshafen(以下、ZF)は4月20日、中国の張家港市にある工場が、ブレーキキャリパーの生産台数2,000万台を達成したことを発表した。

2015年に「Electric Park Brake」キャリパーなどの生産を開始してから、たった4年半でこのマイルストーンに到達したこととなる。このキャリパーの85%以上は中国で販売され、それ以外は輸出されている。

ZFの経営委員会のメンバーで、アジア太平洋とインド地域担当責任者であるHolger Klein博士は、張家港ブレーキ工場での2,000万台の生産は、中国におけるブレーキ事業にとって新たなマイルストーンであるとの見解を示し、次のように述べた。
「張家港工場にでは最近フェイスマスクの生産ラインを開発し、これは、ZFが従業員の健康と安全をサポートし、社会的責任を果たすことを示すものである。中国全土にある我が社の工場には事業の打開策があり、新型コロナのパンデミックの間も、優れた緩和策と予防策を実施することによって、困難な課題を乗り越えてきた。私は、中国におけるZFのさらなる発展に強い自信を持っている。」(プレスリリースより引用)

張家港ブレーキ工場は2014年に画期的な成果を上げ、2015年にキャリパーの生産を開始した。そして、わずか4年半で2,000万台の生産台数に到達し、不良品割合は100万台で0.35%以下となっている。

ブレーキシステムの軽量化と燃費向上で利点
ZFは、1928年にフォードの最初のパーキングブレーキを設計して以来、自動車ブレーキ業界において約100年の歴史を持っている。

張家港ブレーキ工場は、従来のサービスブレーキキャリパーと、パーキングブレーキを作動させるモーター技術とを組み合わせた画期的なキャリパー製品である「Electric Park Brake」を主に生産している。

また、ブレーキバイワイヤー技術の可能性を開き、高度な統合安全機能をサポートしている。

ZFは、2002年に発表されたモーターオンキャリパー統合技術のパイオニアである。Electric Park Brakeは、卓越したインテリジェント機械システムであり、ブレーキシステムの軽量化と燃費の向上に関して大きな利点を提供している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF Friedrichshafen Press Release
https://press.zf.com/releases/release_16323.html