AAM、2020オートモーティブニュースPACEイノベーションアワードなどを受賞

ジャガーランドローバーのI-PACEに搭載
アメリカンアクスル&マニュファクチャリング(以下、AAM)は、完全電動AWD高級SUVであるジャガーI-PACEに搭載された同社のフロントおよびリア電気駆動ユニットが、2020オートモーティブニュースPACEイノベーションアワードおよびPACEイノベーションパートナーシップアワードを受賞したことを発表した。

オートモーティブニュースPACEアワードは、自動車サプライヤーの優れたイノベーション、技術的進歩、ビジネスパフォーマンスを評価し、イノベーションの業界基準として世界中で認識されている。

AAMの会長兼CEOであるDavid C. Dauch氏は、次のようにコメントした。
「世界の自動車業界とAAMの技術ポートフォリオを変革させる製品が評価され、2020オートモーティブニュースPACEアワードを受賞したことを誇りに思う。この権威ある賞にAAMの技術的リーダーシップを選んでくれた審査員に感謝する。」(プレスリリースより引用)

PACEイノベーションパートナーシップアワードは、サプライヤーの製品とプロセスイノベーションを商品化することに関して、戦略的な市場参入と競争力のあるタイミングの差を示した、素晴らしい協力的取り組みを行った自動車メーカーとサプライヤーに与えられる。

Dauch氏は、「我々は、このプログラムに関したジャガーランドローバーとのパートナーシップと、I-PACEにおける安全でコンパクト、静音で高効率な新しい電気駆動技術を紹介するイノベーションに対して共同で取り組んでいることを誇りに思っている。」と述べた。

高い性能と安全性、NVH
AAMのコンパクトで静音の電気駆動技術は、2つの電気駆動ユニット全体で合計394hpおよび512lb.ftのトルクを提供する。駆動ユニットは、ギアトレインの設計と製造におけるAAMの専門知識を活用し、車両の低重心化に貢献しながら、利用可能なパッケージスペースでパワーを最大化している。

また、個々に制御される駆動ユニットは、最適なパフォーマンスと制御、最大の安全性のために、即時のトルクと全輪駆動を提供している。

AAMとジャガーは、最良の車両統合、ソフトウェア、優れたNVH性能を備えた制御を提供するために協力しており、受賞歴のあるパワートレインは、テールパイプのCO2や微粒子を生成せずに、I-PACEを加速させる。

AAMは、ジャガーランドローバーに地域的な開発とサポートを提供しながら、AAMのグローバルエンジニアリングチームを活用し、ジャガーランドローバーエンジニアリングと共同で、I-PACEの電気駆動技術を設計した。

このシステムは、精密に設計されたAAMドライブラインシステムとコンポーネントの製造に特化した、ポーランドのシュフィドニツァ製造工場で生産されている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

American Axle&Manufacturing Press Releases
https://www.aam.com/