マグナ、新型トヨタ採用ソリューションが「2020 PACEアワード」を受賞
新型トヨタ「スープラ」採用のソリューション
4月28日、マグナは、新型トヨタ「スープラ」向け「コンポジットスペースフレーム」が「2020 PACE Award(2020 PACEアワード)」を受賞したと発表した。「PACE Award」は、米国の大手自動車専門雑誌「オートモーティブニュース(Automotive News）」が後援する。毎年、自動車業界において技術革新的な製品・製造プロセスを開発したサプライヤーに対して贈られる。今回、マグナは、過去6年間において4回目の受賞となった。
「コンポジットスペースフレーム」は、リフトゲートを補強するソリューションであり、新型トヨタ「スープラ」に採用された。自動車リフトゲート向けでは初となるコンポジットアプリケーションとなり、従来のスチール製と比べて10％軽量化した。
リフトゲート補強ソリューション
「コンポジットスペースフレーム」は、チェコ共和国リベレツのエクステリア工場にて開発された。マグナ エクステリアグループは、スペースフレームレインフォースメントを含めてトヨタ「スープラ」用リフトゲートモジュールを生産し、新型スープラの組み立てを行うグラーツ工場(オーストリア)に出荷している。フォームコア(表面をクレイコートしたオールマイティーかつ経済的なフォームボード)にて形成されたチューブラーフレームであり、ガラス繊維を被せ、熱硬化ポリウレタン樹脂を注入している。
マグナ・エクステリアズ社長のグレアム・ハロウ(Grahame Burrow)氏は、自動車メーカーが排ガス削減、燃費向上を含めた持続可能な開発目標を達成するうえで、コンポジットスペースフレームをはじめ、革新的な軽量化ソリューションは不可欠であるとコメントする。
また、大型軽量モジュールにおける設計に自由度を与えることにより、高度なプラスチックと複合素材の成長を強化させ、未来のモビリティを形成すると述べる。
（画像はプレスリリースより）
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