ZF、電子制御ダンパーのポートフォリオを拡大

電子制御ダンパーの拡大
5月5日、ZFアフターマーケットは、2020年において、Sachs(ザックス)CDC(コンティニュアスデヴァイスコントロール)ダンパーを含み、電子制御ダンパーの製品範囲を大幅に拡大すると発表した。

ザックスCDCは、より多くの車に採用される。ソレノイド・バルブ(電磁弁)にて電子制御され、数秒内で最適な減衰力に調整される。これにより、回避操作または緊急ブレーキ時に走行安定性を損なうことなく、優れた乗り心地をもたらす。

従来システムより大きな利点
CDCシステムは乗用車向けの電子シャーシシステムであり、最も広く使用されている。CDCダンパーは、1997年の市場導入以降、約2800万ユニットが生産され、メンテナンス作業に対して可能な限り最高のサポートを提供する。

今回、ZFアフターマーケットは、この分野における製品を拡大する。高級車クラスの新型モデルと併せて、ミッドサイズおよびコンパクトカー向けにザックスCDCスペアパーツを含み、製品範囲を拡大する。

現在、利用可能な低品質の交換部品がないため、先端技術のショックアブソーバー(振動する機械構造や建築物の振動を減衰する装置)は、ワークショップに魅力的な機会を提供する。

ZF製CDCシステムなど電子制御ダンパーは、従来のシャーシシステムと比べて利点が大きい。従来のシャーシシステムは、車両が構成されると設定(スタンド/サポート)を決定する。一方、CDCダンパードライバーは、個々の好みに応じて、異なる運転設定を選択し、動的に運転できる。CDCは、ダンパー特性曲線を超高速で「ハード」に設定する。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF
https://press.zf.com/press/en/releases/release_16514.html