KYB、EVプラットフォーム開発でREE Automotiveと提携

自由な設計でスケーラブル、モジュール式
KYB株式会社(以下、KYB)は、eモビリティを手がけるREE Automotive(以下、REE)と、将来の電気自動車(EV)プラットフォームにおけるサスペンション機能の開発に関して、戦略的パートナーシップを締結した。

このパートナーシップにより、KYBの卓越したセミアクティブおよびアクティブサスペンションシステムと、REEの次世代EVプラットフォームが組み合わされ、完全な設計自由度と費用対効果の高い、スケーラブルなソリューションを持つeモビリティが提供される。そして、REEのグローバルな製造能力がさらに拡大されることとなる。

また、「REEcorner」アーキテクチャにおける新しいレベルのサスペンション技術が向上し、ドライブトレインの車両コンポーネント(ステアリング・ブレーキ・サスペンション・eモーター)がホイールに統合される。

さらに、REEcornerは、完全にフラットなプラットフォームである「REEboard」と統合され、完全に自由な設計、パフォーマンスと安全性の向上、ラストマイル配送から大型輸送まで、あらゆる車両タイプ向けのモジュール用途が可能となる。

高度サスペンションシステムの専門知識を提供
KYBが電気自動車プラットフォームで正式に提携したのは、今回のREEが初めてである。

KYB、自動車コンポーネント事業部エンジニアリング本部のゼネラルマネージャーであるKazunori Masumoto氏は、次のように述べた。
「KYBは、高度サスペンションシステムの開発と製造に関する膨大な経験を持っている。我々は、REEと提携し、明日のモビリティエコシステムのニーズをサポートするサスペンションサブシステムを製造することによって、革新的なEVビジョンを共有できるのを楽しみにしている。」(プレスリリースより引用)

また、REEの共同創立者兼CEOであるDaniel Barel氏は、同社独自のグローバル戦略自動車パートナーのネットワークにKYBを迎え入れ、高度サスペンションシステムに関する世界クラスの専門知識を提供すること歓迎し、次のように説明した。
「KYBの技術は、次世代のEVアーキテクチャを迅速に開発することにおいて重要な役割を果たすとともに、完全にフラットでスケーラブル、そして完全にモジュラー式であるプラットフォームを備えた電気自動車を新たに考案し、将来のeモビリティを動かす準備となる。」(プレスリリースより引用)

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

REE Automotive Press Releases(PR Newswire)
https://www.prnewswire.com/