ZF、ロンドン市内の電気バスに「AxTrax AVE」を供給
ロンドン市内の電気バスに搭載
5月25日、ZFは、ロンドンのバス事業者「Tower Transit Group」より注文を受け、イギリス大手のバスメーカー「Optare」に対して、電動ポータルアクスル「AxTrax AVE」を供給すると発表した。「Tower Transit Group」はロンドン二番手のバス事業者であり、バス製造会社のOptareとパートナー関係を結ぶ。今回、ZFは、電気バス「Optare Metrodecker」37台に「AxTrax AVE」を供給する。「AxTrax AVE」により、持続可能な都市交通が実現できる。
エミッションフリーの実現を
「Metrodecker」は、ロンドン市内を走行する典型的な赤色の2階建てバスである。Tower Transit Groupは、年間を通じて、「AxTrax AVE」搭載のバッテリー式電気バス「Optare Metrodecker」37台をロンドン市内中心部にて運行させる。また、Optareは、今年末までに、イギリスの市内中心部に「AxTrax AVE」搭載の2階建て電気バス100台を導入できると見込む。
「AxTrax AVE」は電動ドライブアクスルであり、燃料電池、バッテリーによる電力で駆動する。世界の電気バス2200台以上に搭載され、エミッションフリーの走行距離は1億5000万キロに達する。
コンパクトなデザインながらも出力量に優れ、駆動系システムのパフォーマンス、効率を最適化する。走行に伴う騒音は抑制され、エミッションフリー(無排ガス)を実現する。パワフルで静かであり、環境にやさしい。
現在、「AxTrax AVE」は、ロンドンのバス事業者2社に供給され、クリーンモビリティを可能にした。バス事業者「Metroline」は、昨年夏より電気バス「Metrodecker」31台を運行されている。
(画像はプレスリリースより)
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ZF
https://press.zf.com/releases/release_16770.html