Marelli、新型コロナウィルス対応の医療従事者用防護具などを生産
最前線で働く医療従事者に無料で提供
Marelliは世界中で、新型コロナウィルス感染に対する地域社会の取り組みを支援し、人々を感染から守ることを目的とした多くの活動を行っている。感染爆発との闘いに対する継続的な取り組みの一環として、Marelliは、グローバルな大手自動車サプライヤーとしての専門知識、施設、設備、専門的スキルを活用し、子会社であるMarelli Machine Worksのサポートで、日本において多くの新しい活動に取り組んでいる。
まず、4月24日、日本の医療従事者の個人用防護具(PPE)のニーズを満たすために、既存の生産ライン、3Dプリンターなどの使用を含む製造ノウハウと技術を活用してフェイスシールドの製造を開始した。フェイスシールドは、日本において新型コロナ対策の最前線で活動している医療従事者に無料で提供される。
同社は、埼玉県比企郡の吉見工場において1日600枚から1,800枚を生産し、2020年6月中旬までに2,500枚まで増やす計画である。
人工呼吸器やマスクも生産
Marelliは、経済産業省関東経済産業局の要請を受け、株式会社メトランと協業して、効率的で簡単に使用でき、堅牢で手頃な価格の人工呼吸器の大量生産を行っている。また、一部の部品を調達する難しさや、メトランの生産能力と世界的な需要とのギャップに対応して、専門家を派遣し、生産管理、調達、開発、生産技術分野における世界的なリーディング企業としてのノウハウや経験を提供している。
Marelliはまた、埼玉県の児玉工場におけるアウトソーシングで、メトランの生産をさらにサポートする可能性も模索しており、このイニシアチブが、世界的な人工呼吸器の需要に貢献することを信じている。
Marelliは、5月25日から、吉見工場の既存のクリーンルームを使用して、同社従業員用のフェイスマスクの生産も開始した。従業員用の必要なマスクを自社生産できるため、従業員の健康と安全をさらに強化しながら、市場におけるPPEの不足への対応に貢献できる。
同社は1日あたり約3,000~9,000枚のマスクを生産する予定で、また、夏の高温多湿下でも飛沫防止と快適さの両方を提供する夏用に設計されたマスクの製造も検討している。
(画像はプレスリリースより)
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Marelli Press Releases
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