アルプスアルパイン、タッチフィードバック技術のイマージョン社との契約見直し
より高次元の次世代HMI製品を開発
アルプスアルパイン株式会社は、タッチフィードバック技術のデベロッパーかつライセンサーであるイマージョンコーポレーション(以下、イマージョン社)とのライセンス契約について、Active Sensing技術の使用を含めた契約に見直したことを発表した。これにより、車載向けHMI(Human Machine Interface)領域の事業強化を図っていく。
Active Sensing技術によって、アルプスアルパインのタッチフィードバック技術における振動制御を最適化することができ、振動状況をリアルタイムにセンシングしアクチュエータを制御することで、振動のデザイン性が大幅に向上する。
さらに、2つの共振により多彩な振動を生成するハプティックリアクタと組み合わせることで、より自在な振動デザイン、製品の小型化が実現するとともに、優れた即応性や感触再現性も示すことができる。
同社では、今後、タッチフィードバック技術の機能および性能の向上を図るとともに、車載情報機器事業のソフトウェア&システム開発力と融合させ、さらなる高次元の次世代HMI製品を創出していく意向を示している。
2000年からタッチフィードバック技術を導入
アルプスアルパインは、2000年に、イマージョン社と自動車用入力デバイスに関するタッチフィードバック技術のライセンス契約を締結、そして2019年9月には、ハプティックに関連する製品創出における協力協定を結んでいる。そして、自動車市場では次世代自動車の開発が推進されており、車載向けHMI領域においても、スイッチやダイヤルによる操作の集約・複合化が加速し、従来のメカニカル方式からタッチ入力や音声による操作が増加するなどの状況となっている。
こうしたことから、アルプスアルパインは、これら技術進展に対応すべく、イマージョン社のActive Sensing技術を同社の製品へ組み入れることとなったものである。
(画像はアルプスアルパインより)
▼外部リンク
アルプスアルパイン株式会社
https://www.alpsalpine.com/j/news_release/2020/0519_01.html