デンソー、メキシコの工場の操業を再開するために準備
自動車産業の再開により見込まれる部品の需要に対応
デンソーは、デンソー北米の施設が、アメリカとカナダにおける自動車産業の再開を支援するために、生産を拡大していることを受け、メキシコにある工場も、地域での増産に向けて政府職員や顧客と緊密に協力していることを報告した。デンソーは、メキシコ政府の許可を得ることで、6月上旬からの操業再開を目指している。
安全な職場を保証するために、デンソーは、政府の安全プロトコルに従い、北米用リスク最小化ツールキットも活用する。
さらに、デンソーは、リモート作業の機能を保有するユーザーが引き続き作業を行うことができるための、段階的な職場復帰プロトコルも実践する。
デンソーが北米全土の拠点で活用しているこれらのリソースにより、同社は顧客をサポートできるだけでなく、地域政府のガイドラインを遵守しながら、従業員の安全と健康を優先することに役立つ。
デンソーの上級執行役員であり、デンソー北米の最高経営責任者である伊藤健一郎氏は、次のように述べた。
「メキシコでの操業を再開することは、グローバルな自動車サプライチェーンの活性化に役立ち、自動車業界の再興への前向きな一歩となる。デンソーは、新型コロナウィルス関連の開発を注意深く見守り、政府や業界のベストプラクティスに準拠するための必要に応じて我々のアプローチを調整しながら、顧客のニーズに対応するために引き続き努力していく。」(プレスリリースより引用)
3つの工場で多種の自動車部品を生産
デンソーは、メキシコで3ヵ所の工場を展開している。アポダカ工場は北米最大の工場で、4,500人以上の従業員を雇用し、様々な事業部門向けに7種類の製品を生産している。
グアダルーペ工場は750人以上の従業員を擁し、8種類の駆動部品の製造に特化している。
シラオ工場は1,400人以上の従業員を雇用し、自動車部品の製造と販売戦略に取り組んでいる。メキシコで一番新しい工場であり、グリーン工場として、環境への悪影響を緩和するように設計されている。
(画像はDensoより)
▼外部リンク
Denso Press Releases
https://www.denso.com/