デンソー、PatentSightのグローバルトップ100イノベーションリーダーに選定
未来のモビリティに向けた革新的な技術を研究開
デンソーは、分析ソリューションプロバイダーPatentSightによる、2019年グローバルトップ100デジタルイノベーションリーダーに選ばれ、全体で22位、自動運転を扱う企業25社中の8位にランクインした。PatentSightは、コンサルティングおよび経済調査会社であるEconSightとともに、企業の特許ポートフォリオを評価しリストをまとめた。
分析では企業が現在所有しているテクノロジーに優先順位を付けており、リストに挙げられているテクノロジーがどれだけ革新的であるかを示している。
デンソーは、イノベーションのリーダーであり続けるために、ソフトウェアベースのソリューションを創造し、未来のモビリティのニーズを満たすように、そのコアテクノロジーを拡大することに焦点を置いた積極的な戦略である、セカンドファウンディングを発表した。
そして、デンソーは、安全性、持続可能性、効率性を優先することにより輸送を強化することを目指す、2030長期的方針を進める。さらに、これらの戦略的焦点により、デンソーは、グローバルな研究開発ネットワークを拡大し、新旧のテクノロジーを確信し、モビリティの限界を押し上げるパートナーシップを追求していく。
デンソーの上級執行役員であり、デンソー北米の最高経営責任者である伊藤健一郎氏は、次のように述べた。
「デンソーでは、より安全な道路と地域社会を推進し、環境にやさしく、モビリティを合理化するテクノロジーを作り出すことに力を入れている。我々は、世界の動きを変えるソリューションを生み出し続け、世界で最も革新的な企業の1つとして認識されたことを誇りに思っている。」(プレスリリースより引用)
多くの研究開発施設と従業員研修施設を保有
デンソーは、最近、イノベーションの精神の下で、モントリオール、プレイノ、テキサス、シアトルに研究開発施設を開設した。これらの施設は、人工知能やコネクティビティなどの重要な分野における研究を加速することに役立っている。デンソーは、研究施設以外でも、実際の環境下で新興の技術をテストしている。そのようなケースの1つとして、同社は、オハイオ州ダブリンにおいて、スマートモビリティエコシステムを立ち上げるために、142万ドルを投資した。
このプロジェクトにより、デンソーやパートナー企業は、移動をより安全で効率的にするAI交通信号などの様々なデジタルソリューションを調査および研究するためのテストヘッドとして機能している。
同社は、高度なテクノロジーを生み出すことに加えて、それを効果的に活用できる労働力を構築しサポートすることの重要性も同じように認識している。
その結果、デンソーは、ミシガン州のバトルクリークとテネシー州のメアリービルに技術研修センターを開設し、従業員が最新の技術動向を知り、高度な製造のベストプラクティスで研修を受けられるようにしている。
(画像はDensoより)
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Denso Press Releases
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