イートン、低速・高トルクモーターXcelシリーズのポートフォリオを拡大
「XL4」「XL6」を追加
6月1日、イートンは、低速・高トルクモーター「Xcel」に「XL4」「XL6」を追加し、Xcelシリーズのポートフォリオを拡大すると発表した。新たな製品により、GerolerモーターのXcelシリーズのポートフォリオは完成し、幅広いアプリケーションに性能・価値・信頼性をもたらす。
性能・機能と信頼性の向上
多くのアプリケーションでは、異なる性能・機能向けモーターの組み合わせが必要となる。Xcel シリーズは、低速・高トルクスプールモーターおよびディスクバルブモーターである。中デューティサイクルのシステム(ソルト・サンドスピナー、ストリートクリーナーブラシなど)向けに設計されている。また、シャフト、ポート、マウント、変位のオプションを提供し、設計プロセスを簡略化・短縮化する。
新たなXL4モーターおよび XL6モーターは、信頼性のあるブランド「Geroler」の設計が特徴である。定格トルクは16800 in-lbs(1898Nm)まで拡大し、高圧・低圧・ケース圧用に3ゾーンの内部構造となる。
これにより、エネルギーの無駄は減り、動作温度は下がる。プライス・ポイント(想定される価格帯内で消費者にとって魅力的だと考えられる小売価格)にて、耐久性のあるアプリケーション設計が実現した。
Hydraulicsグループ Gerolerモータープロダクトマネージャーのマンディ・リバティ(Mandee Liberty)氏は、競合するモーターの多くがケースドレンなしの2ゾーン構造であり、モーターの損傷や初期故障が起こりやすくなると指摘する。
一方、Xcelモーターの3ゾーン構造では、両方向の圧力スパイクが緩和され、シャフトシール(軸封)の寿命は延び、信頼性は向上すると説明する。
(画像はEATONより)
▼外部リンク
EATON
https://www.eaton.com/