ヒュンダイと起亜、革新的なヒートポンプシステムの詳細を公開

EVシステムの省エネルギー化を実現
ヒュンダイと起亜自動車は6月9日、両社が開発した革新的なヒートポンプシステムについて詳細を明らかにした。ヒュンダイのコナ・エレクトリックは、ノルウェーの自動車連盟の検証テストによって高く評価されている。

車両から出るエネルギーを再利用
ヒートポンプは、コンプレッサー、エバポレーター、コンデンサーで構成されており、車両の電子部品から排出される熱を集め、車内を効率的に暖める。2014年に第1世代のKia Saul EVに初めて導入されたものだ。

車両から排出される熱を利用することで、EV車の省エネルギー化を実現し、移動できる距離を最大化する。Kia Saul EVでは、1回の充電で最大386キロメートルの走行を実現した。

ヒートポンプはその後さらに開発が進み、バッテリーパックやスローチャージャーからの廃熱など、より多くの熱を再利用することができるようになった。

冷寒地での費用対効果を最大化
最新型が搭載されているのはヒュンダイ自動車の「コナ・エレクトリック」だ。

冬のスウェーデン北部、気温マイナス35度という気象条件で、排熱をエネルギー変換する研究が進められてきた。バッテリーへの負荷を軽減し、冷寒地での運転や走行の費用対効果を向上させることに成功した。

EV先進国・ノルウェーの自動車連盟がエネルギー効率を実証する検証が行われ、高い評価を受けた。

(画像はプレスリリースより)


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ヒュンダイのプレスリリース
https://www.hyundai.com/