テイ・エス テック、バングラデシュに新会社を設立

四輪車用シートなどの内装部品を製造
テイ・エス テック株式会社は、バングラデシュにトリムカバー製造会社を設立することを発表した。

新会社の名称は、「TS TECH BANGLADESH LIMITED」で、ダッカ郊外のアダムジー輸出加工区に設立。資本金は2.6億タカ(約4億円)で、テイ・エス テックの100%子会社となる。

事業内容は、四輪車用シート部品および内装部品の製造・販売、輸出入業務などであり、製品のコスト競争力の向上と、トリムカバーのグローバル補完基地の確立を目指す。稼働開始は2016年9月の予定。

現地法人の設立により製品の現地生産化へ
テイ・エス テックは、四輪車用シート、ドアトリム、ルーフトリムなどの自動車内装品の開発・生産を主力事業としており、それらを組み合わせたパッケージ生産なども行っている。

同社の主要顧客としてホンダ技研工業グループがあげられるが、こうした自動車メーカーの海外現地生産に追従として、同社は1977年に北米に進出してから、積極的に海外展開を進めてきた。

近年、飛躍的な成長を遂げている中国やアジア諸国においても供給体制を構築し、グローバルネットワークを確立しており、今回のバングラデシュでの子会社設立も、その一環である。

こうした現地法人と地域の関連企業との連係によって部品の相互補完体制が確立され、製品の現地生産化が進むことを目指す。

さらに、同社は、現地部品メーカーとの技術援助契約の締結や、これらを統括管理するワールドワイドな経営の確立にも努めて、グローバルな競争力を強化していく意向だ。


▼外部リンク

テイ・エス テック株式会社 IRリリース
http://www.tstech.co.jp/