デルファイ、位置情報システムを組み込んだ運転支援技術で燃費節約に成功
位置情報のTomTomと協業
デルファイは、位置情報技術のパイオニア・TomTom(TOM2)と共同で行った、運転支援システムの検証について6月18日に発表。運転時間や距離に影響を与えないパッケージで、燃料の節約にもつながるという。
燃費10%削減に成功
TomTomのADAS Mapによるリアルタイムマッピングデータを、デルファイのインテリジェントドライビングプロトタイプの車両に組み込み、路上テストを行った。テストルートでは、多くのルートが混在している場所で、様々な運転条件下で燃費の効率に効果があったかを調べている。
ADAS Mapは、運転支援として機能し、ドライバーは必要に応じてシステムに関与できる仕組みになっている。
その結果、制限速度、車両情報、勾配、道路の曲率、交通標識など豊富なデータを正確に提供。
このデータをもとに自動車推進システムが前方の道路を予測し、速度と制御を向上させ、エネルギー消費を10%以上削減したという。
戦略的なシステムとしての有効性
より早く、時間や燃費を効率的に節約しながら目的地に到着する。同システムは、自動車メーカーのドライビングシステムに組み込むことが可能で、メーカーとの差別化を図る大きな戦略となり得ると述べている。(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
デルファイのプレスリリース
https://www.delphi.com/