コンチネンタル、サステナブル素材開発で包括部門を設立

持続可能なタイヤ生産を目指す
コンチネンタルは、サステナビリティ(持続可能な)タイヤ生産への継続的な取り組みを表明し、新しく部門を設立し、チームリーダーの任命も行ったと6月19日に発表した。

Vision 2030の取り組みとして
同社は、2013年よりドイツのハノーバーに工場を新設し、タイヤの寿命延長・リサイクルなどを含むクリーンシステムの開発に取り組んでいる。

今年は「Vision 2030」という戦略的プログラムを設け、新しくサステナビリティ部門を設け、タイヤ部門の広範囲にわたる活動や取り組みを包括し、革新的な製品とサービスの拡充を目指すものだ。

気候変動の緩和、クリーンモビリティ、環境経済、持続可能なサプライチェーンの4つの戦略を軸に、新技術や代替素材、環境に配慮した生産プロセスの研究を行っていく。

代替素材の開発に成功
現在取り組んでいるのは、亜熱帯地方からの天然ゴム輸入を中止し、森林伐採や長い輸送ルートから発生するCO2排出の削減すること。天然ゴムの生産とタイヤ生産の場所を近くにすることだ。

同社は昨年、タンポポ由来の成分から天然ゴム製造を実現。実際に作られた自転車用のゴム「Taraxagum」は、革新的な商品として複数のアワードで受賞している。

将来的には自転車だけでなく、オートバイ、自動車、大型車などのタイヤ生産を可能にしていく予定だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

コンチネンタルのプレスリリース
https://www.continental.com/