ヴァレオ、フランス産業財産庁の産業財産権保有ランキングで2位にランク
48V電気システムやAI搭載照明システムなど
ヴァレオは、2019年に1,034件の特許を取得し、フランス産業財産庁の産業財産権保有ランキングで2位になったことを報告した。ヴァレオは、イノベーションを戦略の中心としており、過去10年間、研究開発に多額の投資を行い、CO2排出量の削減と道路上の安全性向上に不可欠な技術の開発をしてきた。2016年から2018年まで、フランスでトップの特許取得企業となり、同社の取り組みが実を結んでいる。
さらに、2019年には新しい特許分野により、ヴァレオのイノベーションは、世界中で33,300を超える特許ポートフォリオで保護されている。
研究開発における経験と投資を活用して、ヴァレオは、12の新しい技術プラットフォームを完成させ、製品ポートフォリオを大きく変革し、車両の電化とドライバー支援システムに関する世界的リーダーとしての地位を固めた。現在これらのプラットフォームが機能することになり、イノベーション戦略の成果を得ることを実現した。
ヴァレオが2019年に取得した主な特許には、まず、手頃な価格の車両の電動化とハイブリッド化、および新しい形式の電動モビリティ向けの48V電気システムがある。これは、現在ヴァレオがパイオニアおよびリーダーである分野で、世界の受注の40%を占めている。
次に、特に人工知能を備えた照明システムと、車両を導き、ドライバーを支援する車載テレマティクスシステム。さらに、ヴァレオが開発したカメラやLiDARなどの運転支援センサーが、雨・泥・霧・雪などのあらゆる道路状態において最適に動作し続けることを保証するクリーニングシステムが挙げられる。
電動化、自動運転、デジタルモビリティに重点
2019年、ヴァレオの研究開発費は20億ユーロを超え、同社グループによるオリジナル機器の売上高のほぼ13%であった。ヴァレオは世界中に59の研究開発センターを保有し、従業員数は114,000人以上で、約20,000人の研究開発エンジニアがいる。ヴァレオが設計、もしくは製造したハイテク製品は、モビリティ業界を根本から変える3つの革新の中心にある。それは、車両の電動化、より自動化する運転、デジタルモビリティである。
グループは、合弁会社Valeo Siemens eAutomotiveを通した高電圧車両電化ソリューション、および、低電圧車両電化ソリューションの両方で、世界的なリーディング企業となっている。
また、ヴァレオの技術が世界の4台に1台の車両に搭載されており、運転支援システムにおいても世界的なリーダーシップを発揮している。
2019年、同社グループによるオリジナル機器の売り上げの57%はCO2排出量の削減に関連する技術によるものであり、36%は交通安全を改善する技術によるものである。
(画像はValeoより)
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Valeo Press Releases
https://www.valeo.com/