コンチネンタル、後付け式ターンアシストシステムについて紹介
ターンアシストシステムにより多くの右折事故を防止
コンチネンタルは6月30日、自転車利用者と歩行者を検出して分類することができるレーダーベースの専用システムを採用した、商用車に簡単に後付けできるターンアシストシステムについてホームページで説明した。商用車&サービス事業部門の責任者であるGilles Mabire氏は、「脆弱な道路使用者の安全性を高めることは、重要な社会的責任である。」と言及している。
現在、新型コロナウィルス感染症の影響で、地域の公共交通機関を利用せず、その代わりに自転車を使用している人が増えていることから、このことは今まで以上に重要となっている。
コンチネンタルが提供する後付け式ターンアシストシステムは、歩行者や自転車やスクーター利用者がバスやトラックの側面の死角に入るとすぐに、商用車のドライバーに警告することで、安全性を大幅に向上させている。
ドイツ保険業界・事故研究所によると、ドイツだけでも、致命的となる自転車事故の36%が右折アシストシステムによって防止することができた。
2024年までに、このような後付け式のシステムは、ヨーロッパのすべての新しいトラックにおいて、徐々に義務化されるだろう。自分で後付けすることは、すでに使用中であるトラックにおいて装備のギャップを埋めるための国家による助成方法である。
バックミラーにセンサーシステムを取り付け
Statistaのデータでは、現在、ドイツで登録されている車両は300万台を超えている。この技術は、トラックに簡単に取り付けることができる。レーダーセンサーシステムはバックミラーに取り付けられ、車両の側面から最大で4メートル、車両の後方で最大14メートルの領域を監視することができる。コンチネンタルは、トラックと乗用車向けのターンアシストシステムの分野で、何年にもわたる幅広いノウハウと専門知識を保有している。そして、すでに、第3世代の技術の開発が始まっている。
将来的には、レーダーやカメラデータと人工知能(AI)を組み合わせることで、自転車利用者や歩行者のジェスチャーさえも認識し、最も脆弱な道路利用者を、より積極的に保護することに役立つ。
(画像はプレスリリースより)
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