コンチネンタル、EUにてコンチネンタル製タコグラフの導入決定

インテリジェントタコグラフの導入決定
7月9日、コンチネンタルは、「Mobility Package I」が欧州連合(EU)に導入されると発表した。

欧州委員会(欧州連合(EU)の行政執行機関)、欧州理事会(EU加盟国首脳、欧州委員会委員長らにて編成されるEUの政治的最高意思決定機関)は、7月8日の欧州議会にて「Mobility Package I」導入を決定した。

「Mobility Package I」は、輸送政策および交通政策の順守手段として、タコグラフ「DTCO」の重要性を強める。

インテリジェントタコグラフの重要性
輸送政策および交通政策を守るうえで、「Mobility Package」にはインテリジェントタコグラフ(運行記録装置)が必要であり、それゆえ、インテリジェントタコグラフの重要性は増しつつある。商用車から取得するデータは信頼性が高く、政策順守において不可欠となる。

インテリジェントタコグラフは周辺環境と接続し、安全かつ信頼性の高いデータが求められる問題の解決を促す。

初となるヨーロッパの衛生測位システム導入
コンチネンタル製の次世代インテリジェントタコグラフ「DTCO4.1」は、「Mobility Package I」添付のガイドラインを実装できるゆえ、重要な役割を担う。なかでも、カボタージュ規制(国内輸送への外国業者の参入制限)において最も重要となる。商用車搭載のタコグラフは、衛星測位システム「ガリレオ」へのリンクを介して国境通過を記録する。

管理者は記録データを通じてコンプライアンス順守を確認でき、GPSに加えて、ガリレオシステム(EUとESA (欧州宇宙機関)による衛星測位システム)のオープン・サービス・ナビゲーション・メッセージ認証(OSNMA)をサポートする業界初のアプリケーションとなる。

商用車&サービス事業部門長のギレス・マビア(Gilles Mabire)氏は、カボタージュ規制の順守を確認する目的にて「DTCO」を導入することを歓迎し、現在、国際輸送に携わる車両(総重量2.5〜3.5メートルトン)にとって、タコグラフは必須であるとコメントする。

なお、「DTCO4.1」は、シュヴァルツヴァルト(ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州に位置する森・山地)にあるタコグラフ製造センターにて、既に生産が開始されている。

(画像はプレスリリースより)


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