ブローゼ、フォルクスワーゲンと合弁会社を設立

シートに特化した合弁会社の設立
7月13日、ブローゼ、フォルクスワーゲンは、合弁会社設立に関する了解覚書を調印し、コンプリートシート、シート構造、シートコンポーネントに特化した合弁会社を設立すると発表した。

2社は、合弁会社の株式を50%ずつ保有する。また、フォルクスワーゲン子会社のSITECHが合弁会社の一部となる。

eモビリティの内装に対する需要に対応
ブローゼグループ最高経営責任者のウルリッヒ・シュリケル(Ulrich Schrickel)氏は、シート構造の大手プロバイダーとして、手動および電動向けのアジャストメント部品・コンフォート部品分野において、長期に亘って専門性を提供してきたが、合弁会社に活かせるとコメントする。

また、ブローゼは、メカトロニクス製品とセンサーおよびソフトウエアの接続にて、自動車インテリアをインテリジェント接続するノウハウを有すると述べたうえで、SITECHは、コンプリートシートシステムの開発に長けていると評価する。

一方、内製部品の開発・製造を担う新ブランド「フォルクスワーゲングループ・コンポーネンツ」のトーマス・シュマル(Thomas Schmall)会長は、eモビリティ、自動運転・自律走行により、特に、シート製造分野において新たな課題が生じたと説明する。

未来のインテリア(内装)にとって、柔軟性および個人向けカスタマイズ化は、快適性および安全性と同じくらい重要になり、新たな合弁会社では内装に対する需要を完全に満たすと付け足す。同氏によると、SITECHは、新たな合弁会社の一部として、グローバルプレイヤーになるという。

(画像はプレスリリースより)


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