イートン、排出削減と電気自動車技術でクリーンな輸送業界のイニシアチブに貢献
燃費向上、排出量削減のための様々な技術を提供
イートンは、National Zero-Emission Truck(ZET)Coalitionが新しく打ち出した優先勧告に貢献していることを発表した。ZET Coalitionは、イートンが2005年からメンバーとなっているクリーンな輸送業界を目指すグループ「CALSTART」によって組織されており、イートンはCALSTARTと提携して、大型トラック市場に一連の排出削減および電気自動車技術を提供している。
また、イートンは、エネルギー省のSuperTruckプログラムにも参加している。これは、エネルギー省とトラックメーカーおよび機器サプライヤーの間で、2009年製同等モデルよりも100%以上貨物効率を向上させ、エンジンブレーキ熱効率性能を最大55%向上させることを目指している。
さらに同社は、燃費向上と排出量削減を行うオリジナル機器メーカーのSuperTruckチームに対し、多くの最先端技術を提供している。
その技術には、エンジンオフ惰性走行および廃熱回収を可能にすることにより追加の燃料削減を達成している高効率トランスミッション、車両のバッテリーを充電し、空調や他の付属品を効率的に作動させ、ラインホール商用車のオルタネータを置き換える、48ボルトマイルドハイブリッド電気回生アクセサリードライブ、燃料と排出ガスを同時に削減できる正確な排気ガス再循環コントローラーなどが含まれる。
イートンの技術は、ツインヴォルティックスシリーズ(TVS)システムを備えた水素燃料電池システムもサポートしており、このシステムは、正確で高速な空気制御を提供し、高速の燃料電池電圧制御を可能にする。
ゼロエミッション商用車の使用をさらに推進
イートンのeモビリティ事業は2018年に開始され、中型および大型車両用のEVトランスミッション、配電ユニットなど、電気自動車向けコンポーネントのポートフォリオも拡大している。ZET Coalitionは、アメリカ国内におけるクリーンなトラックを含む、ゼロエミッションの中型および大型車両(MHDV)の生産を促進するための全国的なPOSインセンティブプログラムの確立を求めており、現在の経済の景気後退下で、ゼロエミッショントラック生産を開始するために、20億ドル以上のPOSインセンティブ連邦資金供与を推奨している。
そして、ZET Coalition は、MHDVがアメリカの輸送部門におけるエネルギー使用の約22%しか達しておらず、主要な大都市圏における大気汚染の約60%に対処している現状から、政府のリーダーシップが不可欠であると考えている。
ZET Coalitionによると、連邦投資は2025年までに数万台のゼロエミッション商用車の生産を可能にするだけでなく、国内の製造業をサポートし、技術のリーダーシップとアメリカの競争力を促進し、大型車両の排出によって影響を受けたコミュニティにおいて、空気の質を改善する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Eaton Press Releases
https://www.eaton.com/