ZF、ゼロエミッションのターミナル用トラクター「CeTrax」を発表

電気駆動の輸送技術の発展
ZFは、貨物を効率的かつゼロエミッションで輸送できる、ターミナル用トラクター「ZF-CeTrax」を7月22日に発表。テストでもその強力なドライブラインは実証されている。

静かで効率的なパフォーマンス
「ZF-CeTrax」は、ゼロエミッションの電気駆動のトラクター。

プラグアンドドライブ方式で、既存のプラットフォームから電動バージョンへの切り替えもシャーシに簡単な変更を加えるのみ。車軸や力学の差を出すことなくそのまま使用できる。

CeTraxの最大出力は300キロワット。ドライブは軽量で効率的なパフォーマンスを実現し、耐用年数にも大きく影響する。セントラルドライブは静音で、ピーク時の夜間シフト計画を実行することも可能だ。

CeTraxは、すでに注文を受けており、長年の顧客Terbergが2月に発表した新しいトラクターに採用している。

ヨーロッパで順次コンテナ業界へ導入
この新しいトラクターはオランダで数か月間テスト検証が行われ、その静かな電気駆動ながら、ディーゼルと同様の動作を実現し、高い評価を受けた。

2021年初頭には、スウェーデンで2番目に大きいコンテナ港であるヘルシンボリ港での稼働も予定されている。

同社は、これらの新しいターミナルトラクターの利用を広め、スカンジナビアで最も環境にやさしい港を作ることを目指している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZFのプレスリリース
https://press.zf.com/press/en/releases/release_17671.html