ベントラー、技術支援によってホンダが後面衝突法規クリア
米国の後面衝突法規クリア
7月23日、ベントラーは、ホンダと共同執筆した技術論文を通じて、ベントラーの技術により縦方向のエネルギー吸収を強化でき、ホンダが米国の後面衝突法規「FMVSS 301」の条件を満たせると報告している。革新的なソリューション
ベントラーの清水友浩氏、本田技術研究所の長谷川厚氏、藤井 隆之氏、松浦 範和氏は、革新的なソリューションに関する技術論文を共同執筆し、「SAE International(自動車技術者協会)」に技術論文「Enhancement of Longitudinal Energy Absorption Efficiency in FMVSS 301」を掲載した。論文にて、自社のマルチゾーン技術を用いて熱間成形された車両コンポーネントにより、ホンダが米国の後面衝突法規「FMVSS 301」の条件を満たせると発表した。
今回の研究では、リアフレームに荷重を均等に伝えることで荷重入力の差を最小化させ、衝突時などにおけるリアフレームのエネルギー吸収効率の向上を図った。
そこで、荷重入力が左右対称となるリヤバンパビームの構造を定め、荷重の差を軽減した。大きかった左右フレームの入力差は低減され、左右対称に近い荷重分散ができることが実証された。
(画像はBENTELERより)
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