ZF、次世代ADASカメラ「S-Cam 4.8」を発売
日産「ローグ」搭載の次世代ADASカメラ
7月27日、ZFは、日産自動車の新型「Rogue(ローグ)」(アメリカ市場にて販売するミドルサイズSUV)向けに次世代ADAS(先進運転支援システム)カメラ「S-Cam 4.8」を発売すると発表した。現在、北アメリカ市場への導入に向けた準備段階にある。新型カメラ「S-Cam 4.8」は、米インテル傘下のイスラエル企業モービルアイのビジョン・テクノロジー(視覚技術)によりカメラ性能は向上した。カメラ史上、初となる水平画角100度まで拡大し、半自動運転機能は高まる。
半自動運転機能の向上
ZF、モービルアイは、長期に亘って、高度なカメラシステムの設計・開発におけるパートナーシップ関係にあり、モービルアイ開発の先進物体認識技術「EyeQ4」を活用してカメラシステムの開発を進めてきた。「EyeQ4」は、特に、歩行者や自転車などの保護に効果的であり、今回、革新的な「S-Cam 4.8」シリーズに統合された。業界初のプレミアム3レンズ「Tri-Cam4(トライカム4)」を含み、「S-Cam 4.8」シリーズは、長距離センシング機能の望遠レンズと短距センシング機能の魚眼レンズにて視野は広がり、先進の半自動運転機能を支援する。
クラス最高のレーンキーピングシステム(車線維持システム)、衝突被害軽減ブレーキ・衝突回避支援システム(AEB)を提供し、「Highway Driving Assist(ハイウェイドライビングアシスト)」「Traffic Jam Assist(TJA:低速先導車追従走行・渋滞運転支援)」など半自動運転機能は高まる。
トップクラスの安全性を実現
「S-Cam 4.8」は、「Euro NCAP(ユーロNCAP)」の衝突安全テスト総合評価で最高の5つ星、米国道路安全保険協会(IIHS)の「TOP SAFETY PICK+(トップ・セーフティー・ピックプラス)」を獲得できる性能となる。「General Safety Regulations」では、セーフティクリティカル・システム(故障などによって人命の損失、 システムの重大な損傷、環境破壊などを引き起こす恐れがあるシステム)向けのますます厳格なテストプロトコルを満たす。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ZF
https://press.zf.com/releases/release_17794.html