ケーヒン、ハイブリッド車用インテリジェントパワーモジュールの量産を開始

新規の雇用も創出
大手自動車用部品サプライヤーであるケーヒンは、ハイブリッド車両向けの発電用および走行用モーターを制御する新型パワーコントロールユニット(以下、PCU)の中核部品インテリジェントパワーモジュール(以下、IPM)の量産を11月20日に宮城第二製作所において開始した。

従来より開発しているハイブリッド車用電子制御ユニットやアルミケースについても、宮城第二製作所で内製化し、PCUの最終組み立ては狭山工場で行う計画となっている。

今回のPCUおよびIPMの生産能力は、今年度末で日産200台、来年度末で日産400台となっており、宮城第二製作所および狭山工場において今年度末で新たに約130名の雇用を創出し、来年度末では約200名まで拡大する計画となっている。
クラス10,000のクリーンルームも設置
ケーヒンはIPMに絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタや還流ダイオードなどのパワー半導体の低損失と高耐熱、小型化を最適な冷却構造で実現することに成功し、今回、このIPMをPCU採用することで業界トップクラスの出力密度を達成している。

ケーヒンは今回の量産開始に先駆けて、宮城第二製作所に同社初となるクラス10,000のクリーンルームを設置すると同時に、革新的なベアチップ実装ラインや高度な解析技術を取り入れた生産ラインを新たに導入している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ケーヒン プレスリリース
http://www.keihin-corp.co.jp