ボルグワーナー、フォード「マスタング・マッハE」に統合ドライブモジュールを提供
供給に向けて生産中
8月5日、ボルグワーナーは、米フォードの新型EV(電気自動車)「Mustang Mach-E(マスタング・マッハE)」向けの統合ドライブモジュール(iDM)を提供すると発表した。新型マスタング・マッハEは、フォードを代表するスポーツカー「Mustang(マスタング)」シリーズのSUVタイプの電気自動車となる。最新の統合ドライブモジュールを搭載することにより、高性能で環境に配慮した走行が実現される。
ハイパフォーマンスかつエコフレンドリーな走行を
統合ドライブモジュールには、ボルグワーナーの熱管理システム、モーターとパワーエレクトロニクスが統合されたギアボックスが搭載され、ボルグワーナーが有するシステムインテグレーションの専門性が示される。今回、スケーラブルでモジュール式のアプローチを活用し、フォード向けにカスタマイズ化されたドライブモジュールを提供する。
フォードの厳しい要件を満たし、高効率トランスミッション「eGearDrive」とは異なり、統合ドライブモジュール内にギアリングが組み込まれ、平行軸歯車は使用しない。同心円設計が特徴的であり、電気モーターと同軸上にて出力され、パッケージがよりコンパクトになる。
パワードライブシステムズ社長兼ジェネラルマネージャーのステファン・デメール(Stefan Demmerle)博士は、車両電動化において統合ドライブモジュールの重要性は増すが、システムインテグレーションのノウハウ、ギアリングの専門性により、簡単に組み立てられ、静音かつ使い勝手が良い統合ドライブモジュールを設計できると述べる。
また、マスタング・マッハEをはじめ、ボルグワーナー製の統合ドライブモジュールは、ドライバーが求めるエコフレンドリー、スリリングな乗り心地を実現させ、フォードとの提携を通して、高性能電動車両市場に対して高品質、クリーンで効率的な推進ソリューションを提供できるとコメントする。
(画像はプレスリリースより)
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BorgWarner
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