ZF、2020年上半期の売り上げ報告と今後の戦略を発表

前年同期比マイナス27%
ZFは、2,020年上半期の売上高が前年同期比27%の減少と発表。コスト調整と、Eモビリティの新部門の設立を行い、技術投資に注力すると報告している。

売上高は減少、技術投資に注力
2020年上半期の同社の売り上げは、13.5億ユーロであった。パンデミックにより、前年同期比184億円を大きく下回る結果となった。

同社は今年3月、10億ユーロ以上の削減を決定。従業員の労働時間カット、労働力の削減、リモートワークシステムの確保などを行い調整されることになった。

一方で、電気バスのトランスミッション、アフターマーケットはプラスの傾向にあり、パワートレイン部門から新しくEモビリティ部門を設立。電化ドライブソリューションに力を入れることになった。

将来的には、長距離プラグインハイブリッドと、完全な電気自動車向けのプラットフォーム技術開発に活動を集中させる。

5月には商用者用のブレーキを製造するメーカー、WABCOの買収を行っており、商用車セクターでの強化とポートフォリオ拡大を戦略に加えている。

また2020年下半期は、未だ不安定な社会情勢が予想されているが、ヨーロッパが商用車両のCO2排出規制を強化したことから、大きな需要があると見込まれる。さらに中国を始めアジアも今後重要な市場だとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZFのプレスリリース
https://press.zf.com/press/en/releases/release_18112.html