Rheinmetall、ハンガリーの生産施設で最新型歩兵戦闘車Lynxを製造へ

陸軍の戦闘能力における中心的役割
Rheinmetallは、ハンガリー政府と合弁事業を行い、ハンガリーの生産施設で最新型歩兵戦闘車Lynxを製造することを発表した。

これは、ハンガリーの防衛産業と軍事能力を近代化する、20億ユーロを超える大規模なプログラムで、ハンガリー軍を、ヨーロッパ大西洋地域の安全保障上の課題に積極的に対処できる世界クラスの戦闘部隊に変革することを目指している。

ハンガリーの技術・革新省のLászló Palkovics大臣、国防開発局のGáspár Maróth局長は、発表した共同声明の中で、NATOへの取り組みの一環として、ハンガリーは、重量のある地上部隊の装備を交換しており、戦車と大砲に続いて、今度は戦闘能力の主力を形成する歩兵戦闘車両の番である、と言及した。

さらに、次のように説明した。
「Lynxは、同種製品の中で最新のシステムとして、今後数十年間、陸軍の戦闘能力における中心的役割に値することを示している。国の軍隊を強化するというハンガリー政府の公約に従って、この協力的な取り組みは、軍事技術の近代化をはるかに超えて拡張している。ヨーロッパの主要会社との提携によって、我々の防衛事業の近代化、さらに産業ポートフォリオの拡張につながる。」(プレスリリースより引用)


合弁事業で防衛産業と軍事能力を近代化
一方、Rheinmetallの取締役会会長であるArmin Papperger氏は、Lynxは市場での躍進で大成功を果たしており、EUとNATOの重要なパートナーであるハンガリーに、この革新的な車両を選択したことにより大きな成功になったことを確信させることができた、との見解を示した。

また、Papperger氏によると、この将来に向けた調達は、ハンガリーをヨーロッパの軍隊技術の最前線に位置させるだけではない。ハンガリー政府が、NATOの同盟国にとって、より軍事的で効果的な信頼できるパートナーであることへのコミットメントと、組織的エネルギーを持って追及している政策を再確認するものである。

さらに、Papperger氏は次のように語った。
「我々は、地元の産業と協力して、ハンガリーの防衛技術と戦闘能力を持続的に拡張するための重要な取り組みを実施することができて嬉しく思っている。我々はハンガリーの友人やパートナーと協力することを楽しみにしており、この合弁事業の長期的な成功を保証するために、我々の力であらゆることを行っていく。」(プレスリリースより引用)


(画像はRheinmetallより)


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Rheinmetall Press Releases
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